第171号  「バカでいこう」

 自分で、あまりの才能のなさに落ち込むことがあります。
ささいな事でも、突き詰めて考えてしまうことがあります。
時には、投げ出してしまおうかと思うこともあります。

 でも、自分を先生と呼んでくれる多くの子供たちや仲間がいます。
自分を乗り越えようと稽古に励んでいる後輩たちがいます。
暖かく見守って下さる先生方がいます。

 こんなに多くの人たちとは出会えたのは、
投げ出さずに続けてきたからであり
また、この人たちがいたからこそ、自分が続けてこれたのです。

 その気持ちを忘れないようにしなければなりません。
やりたくてもできない人が大勢います。
その人たちの気持ちを考えれば、途中で投げ出そうなどどは、
ただの甘えた気持ちでしかありません。

 だから、やるしかないんです。

 必死でやっている人を笑う人は、やっていない人です。
でも、やっていない人の事を、やっている人は決して笑いません。
なぜなら、一心不乱に努力している人は
そんなことに意識を払っている暇は、一瞬たりともないからです。

 逆に言えば、笑っている人の事を気にしている間は
自分はまだまだ一所懸命にはやっていない。

 だから、自分の出来ることを、出来る範囲でいいから、精一杯やる、
バカと言われても、無駄だと言われても、一所懸命やる。

 バカと笑われたっていいじゃありませんか。
バカだって、バカの真心を持って突き抜ければ。

 そもそも、自分をかいかぶりすぎていやしませんか。
カッコ悪くたっていい。バカでいこうじゃありませんか。
少なくとも、そっちの方が充実した人生を送れそうですからね。

 じゃあもし成功しなかったら?その時はその時。
また立ち上がって歩きだしましょう。

 これでいいのだ。



Comments

No title

良い文章ですね。本当にそう思います。

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